気づき

「自分軸」の次のステップ

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「自分軸」と「他人軸」

 

スピリチュアルに興味のある人なら「自分軸」と「他人軸」って耳にしたことがあると思います。

 

「自分軸」とは、自分の感性に従い、自分の信じることを表現し行動していくこと

逆に「他人軸」とは、他人の考え、主張に盲目的に従うこと、

 

こんな感じの意味かな思います。

 

他人軸の生き方

 

「他人軸」を分かりやすい例で言うと、最近話題になった

「ママ友に洗脳されて愛する我が子を餓死させてしまった事件」

が思い起こされます。

 

この事件では「洗脳」という言葉が目立ちますが、私的には、何かがおかしい、と薄々気づきながらも

自分の思いを否定し、他人の言いなりになったしまったが故の悲劇だと思ってしまいます。

 

自分の思いを押し殺して、

 

「他人の言いなりになる」

「他人が言った通りに行動する」

 

これが他人軸の生き方です。

自分軸の生き方

 

一方「自分軸」で思い浮かぶのは、これまた最近話題になった、

両親がある宗教の信者の子として生まれた、いわゆる「二世信者」の方の記者会見。

 

 

 

この方は幼少期から宗教の思想にどっぷりと浸かり生きてきましたが、

自分のやりたい事もできずに宗教に生活のすべてを捧げる生活に、

 

「こんなのおかしい」

 

と、我慢の限界がきたかのように気づいたそうです。

 

それ以降は宗教から抜け出そうとしない(その気がない)両親とは縁を切り、

理解のある男性と知り合い結婚されています。

(その宗教では恋愛は「悪魔的な行い」として禁止されているそうです笑)

 

会見では、直前に宗教団体と両親から

 

「精神を病んでいるため会見を中止するよう通知が届く」

 

というショッキングな場面がありますが、

気丈に自分の思いを世間に訴える姿勢が印象的です。

(それを支える旦那様にも感動します)

 

自分軸と他人軸の違い

「他人軸」の生き方は、

他人に自分の人生を委ね、自分で決断することをしない生き方です。

 

その結果、

自分の行った行為に後悔することが多く、失敗を他人のせいにしがちです。

 

そして「他人軸」の生き方をしている人の特徴は「思考が優位」であること。

自分のハートの底から湧き上がってくる思い(感情)を思考で押さえつける必要があるので、どうしても「思考優位」になってしまいます。

 

これは率直に「疲れる生き方」と言えます。

 

 

一方、

自分の感性に従い「自分軸」で生きることができる人は、

「全て自分の責任」という覚悟があるので後悔することはありません。

 

「自分の人生は自分で切り開いていく」

 

という信念の元にすべて決断していく強さを持っていますし、

そのような人は輝いてみえるので周りからも一目置かれる存在になります。

 

また共感する人が集まってくるので、

周囲からのサポートも受けやすく物事がスムーズに進むようになります。

 

自分の思い(感情)を素直に出すことができるので、

感情と思考のぶつかり合いがなく、ストレスも少ないのが特徴です。

 

私の体験

かく言う私も、昔はどっぷりと「他人軸」の生き方に染まっていました。

 

あるカルト宗教に盲信し、そこの教祖が言う言葉に盲信的に従っていました。

(だって「疑うな!信じろ!出ないと運命が崩壊する」って脅すから。。。(笑))

 

その結果、二度と関わりたくないと思うほどの状況に陥り、

そこでようやく「これじゃダメなんだ」と気づくことができました。

 

最後に残ったのは「後悔」の2文字。

 

「あそこで気づいていれば。。。」

「あの時に辞めていれば。。。」

 

という思いが強く残り、しばらくはその体験の意味付けをすべく彷徨っていました。

 

しかしそんな体験を経たことで

 

「これからは自分の感性に従って生きる」

 

と決めることができて、自分の人生を取り戻すことができました。

(たかい授業料ですね(笑))

 

自分軸で生きるのは意外とカンタン

ここまで読んでもしかすると

 

「自分軸って、結局強い人だからできるんじゃない?」

「私にはそんな強さないから無理だよ!」

 

と思われる方もいるかもしれません。

 

ただ「自分軸で生きる」のって意外とカンタンなんです。

カンタンというか「楽」なんですよね。

 

その「楽さ」に如何に気づくか、なんです。

 

もう一つ、私の体験ですが

以前の私は仕事で失敗した時に、それがバレないように取り繕うことを一生懸命にしていた時期がありました。

 

それはもう完璧な工作です笑

失敗が明らかになるあらゆる可能性を想像し、自分のプライドが傷つかないように完璧に「取り繕う」。

 

そんなことをしていると、叱られて落ち込むことは回避できますが、

そのことに使う労力や「バレたらどうしよう」という恐怖心、そして失敗を隠すことの罪悪感

 

これって相当疲れるんですよね。

 

そこに気づいて素直に「ゴメンナサイ」が出来るようになった時、

失敗した時に「失敗しました!」と上司に報告出来るようになった時、

 

「なんだ、こっちの方が楽じゃん!」

 

って気づいたんです。

 

そこに気づいた時、「もう後戻りすることはできない」と思いました。

 

この例とおなじように、

今どっぷりと「他人軸」で生きているとしても、

自分軸でいることの「楽さ」に気づくきっかけがあればカンタンに自分軸に移行できるのです。

 

そのきっかけをどう作るのか?

 

「必要なのはほんの少しの勇気だけ」

 

というのは私の尊敬する鈴木啓介さんの言葉です(^^♪

 

自分軸を取り戻した結果

私は今もなお「他人軸」と「自分軸」の間にいますが、

それでも大分「自分軸」寄りになってきたな~と思います。(お蔭様です<(_ _)>)

 

今の私は、

 

占い(=他人の意見)に影響されることはなくなりました。

(占いを楽しむことはあっても、それに引っ張られることはない)

 

過去に対する後悔の気持ちがなくなりました。

(自分軸を取り戻した結果、カルト宗教の後悔すらも「あの時はあれで一生懸命だった」と納得することができた。←今の自分に納得しているから)

 

他人に搾取されることがなくなりました。

(感情も物理的なエネルギーも、自分のために使うことができるように。「私はこう思う」と言えるようになりストレス激減

 

 

 

他にも細かいことは多々ありますが、一言

 

「ビクビクする毎日から伸び伸びとした毎日へ」

 

これが自分軸を取り戻した結果かな~と思います。

 

自分軸の次のステップ

さて、ここにきてようやく今日の記事の本題です笑

 

実は、自分軸はスタートに過ぎません。

 

自分軸の生き方が出来るようになって、ようやく「自分の人生」がスタートするのです。

そこが始まりなのです。

 

でもご安心ください。

 

自分軸を取り戻し自分の人生をスタートさせたあなたは、これからポジティブしかありません。

ただ、「自分軸」はゴールではないというだけです。

 

その先には「より良くなっていく」選択肢があります。

 

その選択肢とは「自分を広げていく」ということ。

 

例えば、

自分という存在が文字通り自分一人だけだった場合、

自分軸で得られる喜びはそれ相応になります。(それでも素晴らしいことですが)

 

しかし、自分という存在を拡大していくと、

その喜びも大きくなっていくのです。

 

「自分を拡大していく」とはどういうことでしょう?

 

分かりやすい例でいうと「家族」。

家族は他人でありながら自分事として捉える人は多いと思います。

特に我が子に対しては自分以上に自分事と捉える人もいるでしょう。

 

この場合は「家族=自分」ということが言えると思います。

 

このように、自分という枠をどんどんと拡大していくのです。

 

家族⇒親戚⇒隣人⇒地域⇒日本⇒世界、、、

 

人だけではなく、

 

ペット⇒犬や猫⇒植物⇒生き物全般⇒物質や存在全般

 

最後の方は自分と同じように考えるのは少し無理があるかもしれませんが(笑)

 

要するに、

自分と他人の境界線を取り払い、自分を拡大していくのが自分軸の次のステップです。

 

そうすることで、

 

本当の意味で他人(=自分)を愛することができるようになり、

他人(=自分)へ思いやりをもって接することができるようになり、

みんなが助け合う社会に繋がる、

 

と思うのです。

戦争だってなくなるはず。

(みんなが自分軸を取り戻してそれを広げていけば)

 

私たちがこれから向かう先は「統合」の世界です。

 

分離された境界線だらけの世界から、一つの統合された世界へ

 

自分軸というのはその為の最初のステップに過ぎません。

しかし自分軸で生きる、というのは最初のステップとして

自分の中の統合が完了した、と言うことでもあります。

 

自分軸のその先へ、

私も自分を広げていくことを日々目指していこうと思います(^^♪

 

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この記事を書いた人

nanmaru
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仙人に憧れる50歳

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